孤独のカレーパンマン第二部
Tweet148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:24:57.60 ID:FPAHBLQy0
アンパンマン「船上で結婚式ねぇ・・・。」
カレーパンマン「俺たち顔ぬれたらヤバイよな」
バイキンマン「ビールぶっ掛けてやろうか?www」
アンパンマン「マジパンチ入れんぞ、お前・・・。」
バイキンマン「うはwww」
今日は食パンマンとドキンの結婚式だった。出来ちゃった結婚という奴だ。
紳士で通っていた食パンマンにとってこの出来ちゃった結婚は言わばサプライズであった。
食パンマン「おー、みんな来てくれたか」
カレーパンマン「おめでとう、食パンマン」
バイキンマン「幸せにしろよー、お前絶対にー」
アンパンマン「人生先走りやがってw」
メロンパンナ「ちょ、ちょっと、そういう事言うの、良くないよ」
誰もが喜びと笑顔に見舞われて居た。
しかしこの時、これから起こる惨劇を誰が予想していただろうか・・・。
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:27:11.97 ID:FPAHBLQy0
食パンマン「あ、ジャムおじさん!」
アンパンマン「チッ、このジジイも招待されてたのか・・・。」
メロンパンナ「そういう事言うの良くない、ジャムおじさんはドキンちゃんにこの日の為にプレゼントも渡してるんだよ」
アンパンマン「なに渡したんだよ、ジジイ」
メロンパンナ「秘密じゃw」
バタコ「ねえねえ、ドキンちゃんは?」
食パンマン「ああ、ドレスを着付けてるみたい」
バタコ「わー、いいなあわたしも着たいなあ」
アンパンマン「おめー男みたいだから似合わねーって・・・。」
メロンパンナ「ちょ、ちょっとっ!」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:29:05.19 ID:FPAHBLQy0
バタコ「わたし見に行ってないんだよね、ドキンちゃんの舞台、ジャムおじさんとカバオ君は行ったんだよね」
ジャムおじさん「ああ、とっても綺麗じゃったよ」
バイキンマン「綺麗つーか、獣に襲われるシーンですんげえでかい声でワーキャー騒いだから、病院に運ばれた客も居たんだぞwww」
アンパンマン「俺、見に行かなくてよかった・・・w」
ホラーマン「し、しかい、ドキンちゃんがの晴れ姿を見れるなんて、私、私、感激です!!」
ホラーマンはボロボロと大粒の涙を流した。
手で必死に涙を拭うが、骨だけと言う事もありなんの効果もないように見える。
バイキンマン「お前、ほんといつもすぐ泣くよなwwwwww」
ホラーマン「うう、す、すみません・・・お、おっと、そろそろ、式が始まりまーす、来場の人は席に着いてくださーい」
食パンマン「お、みんな、じゃあまた後でな」
カバオ「ごちそう楽しみだー!」
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:30:22.67 ID:FPAHBLQy0
見慣れた顔ぶれが揃っている。
アンパンマン、メロンパンナちゃん、バイキンマン、ジャムおじさん、バタコさん、カバオ、
司会進行のホラーマン、そして主人公とヒロインの食パンマンにドキンちゃん。
みんな式の開始を今か今かと待っていた。
「きゃああああああああああああああ」
アンパンマン「な、なんだ今の悲鳴!?」
食パンマン「うわあああああああああ!!!!!!!」
カレーパンマン「どうしたんだ!?」
場内がざわめく、みんな一斉に叫び声の聞こえた控え室へ向かった。
そこには呆然と立ち尽くす食パンマンの姿と、血を吐いて倒れているドキンちゃんの姿があった。
ジャムおじさんがドキンちゃんのそばへ駆けつけ、その後放った言葉が、その場を一斉に凍りつかせた。
ジャム「し、し、死んでる・・・。」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:31:54.94 ID:FPAHBLQy0
アンパンマン「お、お、お、おい、ジジイ・・・どういう事だよ! 一体どういう事だよ!!!」
食パンマン「ド、ド、ドドキン・・・・ああ、ああああああああああ!!」
食パンマンがその場に崩れ去る。
ホラーマン「と、とにかく警察を・・・こういう時は死体に触ったりしてはいけな・・・」
ホラーマンが全て喋りきる前に、食パンマンがホラーマンに掴みかかった。
食パンマン「きさまああああああ、死体だと!? 死体だとおおおおおお!?」
カレーパンマン「よ、よせ食パンマン!!」
いつもは冷静な食パンマンが鬼のような形相で暴れ狂う。
それを必死に抑えながら隣の控え室へと移動させる。
無理も無い、愛する人が目の前で二度と帰らぬ人となっているのだ、冷静になんてなれるはずがない。
倒れたメロンパンナちゃんをジャムおじさんが抱えて、全員となりの控え室に移動した。
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:32:36.26 ID:ESynXOQOO
wktk
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:32:57.27 ID:LAQRqxzS0
160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:33:25.80 ID:FPAHBLQy0
会場に残っていたカバオとバタコさんを呼び、事情を説明した後、全員控え室で一言も喋らないまま、時間が過ぎた。
しばらくすると、警察に電話をかけに行ったホラーマンが帰ってきた。
ホラーマン「ダ、ダメです、この船の電話も無線も全部使えなくなってます! あ、あ、あと燃料がもうないんです!」
アンパンマン「なんだって!? どういう事だよそれ!!」
バタコ「だ、誰かが・・・使えなく・・・した・・・と、閉じ込められたのわたしたち・・・?」
「!?」
全員が凍りついた。
全員、ドキンちゃんを殺した犯人の仕業だと考えるのにそう時間はかからなかった。
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:35:09.01 ID:FPAHBLQy0
アンパンマン「無理だ、今日の礼装の為に、マント置いてきちまったんだよ・・・。」
アンパンマンだけじゃなく、俺も食パンマンもメロンパンナちゃんも全員そうだった。
ホラーマン「ど、ど、ど、どうしましょう・・・この船の中に犯人が居るって事ですよね・・・?」
食パンマン「さ、探し出してブチ殺してやる!!」
そう言うと食パンマンは部屋を飛び出した。
アンパンマン「俺も探すぜ」
バイキンマン「俺も見つけ出す・・・ドキンちゃんをこんな目に・・・ちきしょう、ちきしょう!!」
カバオ「ぼ、僕、怖いよおおお」
ジャム「みんな、ここはバラバラで動くより一緒に動こう、1人になると危険じゃ!」
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:36:35.22 ID:FPAHBLQy0
そうだ、犯人はこの船の中に居る、そう考えると一人は危険だ、第二の被害者が出るかもしれない。
しかも今日は礼服にを着ている為、俺を含め、アンパンマンも食パンマンのいつもの力が出ない。
ドキンちゃんを床に放っておいたままでは可愛そうだと言う事で、ドキンちゃんをベッドにそっと寝かせた。
ベッドに運んだジャムおじさんは、いつものジャムやさしいジャムおじさんの顔ではなかった。
怒りと悲しみが入り混じった、見た事のない顔だった。
食パンマンを除いた全員でモップや武器になるような物を持って、船内をくまなく捜索する事になった。
デッキ、機械室、客室、日が暮れるまですべてくまなく探し回った。
怪しい人影を見たものはなく全員、控え室に戻り固唾を飲んだ。
そして、暫くすると食パンマンが控え室に戻ってきた。
バタコ「食パンマン・・・」
164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:38:23.57 ID:FPAHBLQy0
食パンマン「みんな、出て行ってくれ・・・2人っきりにしてくれ、結婚しなくちゃ・・・俺たち・・・」
バイキンマン「で、でもだな・・・」
バイキンマンが喋り終えるのを妨げるように、メロンパンナちゃんがバイキンマンの前に立ち黙って首を振った。
ジャムおじさんが「行こう」と言うと、みんな隣の控え室に移動した。
外はもう暗くなっている。
静寂の時間だけが過ぎる、誰も一言も喋らなかった。
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:40:10.92 ID:FPAHBLQy0
バイキンマン「よくこんな時に食うことなんか考えられるな?ええ?」
ジャムおじさん「犯人といつ出くわすかもしれん・・・体力がない状態で仇を討つ自信があるなら好きにすればいい」
バイキンマン「・・・。」
食欲はなかったがみんな賛成だった。
悲しさと怒りと恐怖でみんな疲れきっていた。
アンパンマン「食パンマン呼びに行ってくるわ、俺」
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:41:10.70 ID:FPAHBLQy0
「ガチャガチャガチャガチャガチャ」
アンパンマン「どうなってんだよおい!」
「ドンドンドンドン!!!」
アンパンマン「おい食パンマン、あけろ!!」
「ドンドンドンドン!!!」
みんな瞬間的に事態を把握した。中から鍵がかかっている。
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:42:15.57 ID:FPAHBLQy0
2度、3度、そして4度目の体当たりでドアをこじ開ける事ができた。
みんな床に倒れこむ、その皆が目にしたものは・・・。
バタコ「きゃああああああああああああああ」
食パンマンが、変わり果てた姿で倒れていた。
顔は紫色に変色し、口から血を吐いている。
アンパンマン「しょ、しょ、食パンマァァァァン!!」
アンパンマンが駆け寄った、続いて皆も駆け寄った。
食パンマンの息は既になかった・・・。
171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:43:14.16 ID:FPAHBLQy0
ホラーマンが頭を抱えて走り出し、会場へのドア開けようとノブを回した。
しかし鍵がかかっていて出られない。
「ガチャガチャガチャ」
鍵はこの部屋から掛けられていた。さっき全員この部屋に集まったとき、念の為に内側から鍵をかけたのだ。
ジャムおじさん「ま、待つんじゃ、1人になってはダメじゃ!」
ジャムおじさんの言葉を無視し、ホラーマンは、ロックを外すとそのまま会場方面に走り去っていった。
ジャムおじさん「み、みんな、追いかけるんじゃ」
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:44:16.71 ID:FPAHBLQy0
全員で会場横のキッチンに移動した。広い会場に居るのは恐怖感が倍増するからだ。
念の為に中から鍵をかけた。完全に密室だ。
今の状態を完全に閉じ込められた状態だと気づくのに、そう時間はかからなかった。
その後、また暫くの間静寂が続いた。
メロンパンナ「わたしたち、どうなっちゃうんだろ・・・。」
「・・・。」
ジャムおじさん「とりあえず・・・客室にワシが持ってきたパンがある・・・食事を取ろう・・・」
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:45:20.30 ID:FPAHBLQy0
用心しながら、ゆっくりゆっくりと・・・。
客室のドアを開けると、そこには更なる惨劇が待っていた。
ホラーマンが倒れこんでいた。
ジャムおじさん「ホ、ホ、ホラーマン・・・!」
「うわああああああああああああああああああ」
その瞬間、同時に会場の方からカバオの叫び声がした。
振り返ると、カバオが居ない!?
アンパンマン「か、会場の方だ!!!」
176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:46:25.93 ID:FPAHBLQy0
アンパンマン「カバオ!!大丈夫か!?」
カバオは放心状態で失禁していた。
とにかく命に別状はない事を確認し、全員キッチンへと戻ることにした。
あとからジャムおじさんが、ホラーマンを抱えで帰ってきた。
ジャムおじさん「カ、カバオ君は無事なのかい?」
メロンパンナ「ええ、大丈夫です、今は気を失ってますけど・・・そ、それよりホラーマン・・・」
ジャムおじさん「大丈夫じゃよ、ホラーマンも気を失ってるだけじゃった・・・良かったよ・・・」
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:47:21.80 ID:FPAHBLQy0
メロンパンナ「ご、ご、ごめんなさい・・・ずっと後ろに付いてきてるものだとばかり・・・ごめんなさい・・・」
バイキンマン「言い争いは止めようぜ・・・」
ジャムおじさん「そうじゃな、とにかく無事でよかった。それより・・・」
アンパンマン「なんだ?ジジイ」
ジャムおじさん「カバオ君は何か見たんじゃろうか・・・。」
バタコ「どうして?」
ジャムおじさん「いや、怖くなったら走ってついてくるじゃろうし、気を失うなんてよっぽど怖い思いをしたと思うんじゃ。」
バタコ「怖い思いって?」
ジャムおじさん「そうじゃなあ、例えば・・・死人・・・幽霊を見たとか」
「!?」
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:49:00.38 ID:FPAHBLQy0
そうだ、あれほど探し回っても誰も見つからなかった。
しかも俺たちの近いところで、誰にも見つからずに犯行がおきている・・・。
もしそれが幽霊の仕業・・・だと考えたら・・・、そうだこんなモップの武器なんてなんの意味も無い。
バタコ「やだ!怖い!」
アンパンマン「そうだぜ、ジジイ、妄想喋るのもいい加減にしろ、カバオが起きたら全てが解るだろ」
ジャムおじさん「そ、それもそうじゃな・・・すまん、怖がらせてしまったのぉ・・・。」
バイキンマン「でも、気になるな・・・。」
アンパンマン「おいおい、お前まで」
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:50:13.14 ID:FPAHBLQy0
アンパンマン「チッ、仕方ねえ・・・それで皆安心するなら、そうするか」
メロンパンナ「で、でも、カバオ君とホラーマン、ここにおいて置けないよ」
アンパンマン「よし、じゃあ俺とカレーパンマンとバイキンマンとメロンパンナで確認しに行こう」
バイキンマン「そうだな、もし犯人が2人居ても、こっちは4人だしな」
アンパンマン「バタコさんと、ジジイはメシ作っててくれよ」
ジャムおじさん「うむ、わかった、気をつけて行っておくれよ」
カレーパンマン「ジャムおじさんこそ、中から鍵かけておいて。帰ってくるとき、ドアの外から声かけるから」
バイキンマン「おう、その方が安全だな」
183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:51:33.32 ID:FPAHBLQy0
俺とアンパンマンとメロンパンナちゃんで、控え室へと移動する事となった。
慎重に控え室のドアを開ける・・・。
も、もし死体が消えてたら・・・?不安がよぎる。
そしてゆっくりとドアを開けた・・・。
するとそこには。
さっきと同じ、2人の変わり果てた姿があった。
特に動いた形跡もなく、さっき見たまんまの姿・・・。
アンパンマンをその姿を見て、目を閉じて深く息を吸い、怒りを納めているように見えた。
184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:52:20.13 ID:FPAHBLQy0
アンパンマン「よし、戻るか」
「ぎゃああああああああああああああ」
しまった!ジャムおじさんの悲鳴だ!!
アンパンマン「ジジイ!!どうしたってんだよ!!!」
4人とも急いでキッチンに走った。
バイキンマン「一体この船で何が起きてんだよ!!」
186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:53:14.06 ID:FPAHBLQy0
アンパンマン「やられた!」
急いでキッチンに入った。
そこで目にしたものは、俺たちの心を完全に砕くシーンが映し出された。
メロンパンナ「きゃああああああああああ」
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:54:15.42 ID:FPAHBLQy0
カバオの額には斧で真っ二つにされて、辺りは血の一面。
そしてジャムおじさんは身体には無数の切り傷があり、カバオを守るように血だらけでクビをガクンと落として倒れこんでいた。
バタコにいたっては、その顔を確認するのも難しい程、無残に惨殺されている。
その悲惨な光景を目の当たりにし、バイキンマンが嘔吐する。
しかしすぐその後に、この悲惨な光景に1つの違和感を全員が感じ、それを1番に口にしたのはアンパンマンだった。
アンパンマン「ホラーマンが・・・・・いない・・・・・」
「・・・・・!?」
189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:55:35.52 ID:FPAHBLQy0
全員キッチンから離れ、会場の真ん中へと逃げた。
アンパンマン「はぁはぁ・・・・ど、どういうことだ!?」
メロンパンナ「犯人は・・・ホラーマン・・・?」
バイキンマン「ドキンちゃんが死んでいるのを発見したとき、最初に警察に電話すると言ってあの場を離れたのはホラーマン・・・。」
アンパンマン「そこで、電話や無線を切り、燃料を放出した・・・そう考えてもおかしくないな・・・。」
バイキンマン「客室で気を失って発見されたときも、気を失ったフリをしたってわけか!! あの野郎!!」
アンパンマン「俺たちは殺人鬼をそのままキッチンで密室にしちまったってわけか・・・ちきしょう!!」
メロンパンナ「ひ、酷い・・・酷すぎる・・・」
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:57:01.59 ID:FPAHBLQy0
そして全員の怒りは底に眠る恐怖を完全に消し去った。
バイキンマン「許せねえええええええええええ!!!」
アンパンマン「闘おう。」
バイキンマン「おう!」
メロンパンナ「うん!」
カレーパンマン「もちろんだ」
全員が一つになった。
と、その時。
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:57:11.27 ID:nx/OPKh+0
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:57:15.81 ID:LAQRqxzS0
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 18:58:01.55 ID:FPAHBLQy0
アンパンマン「血・・・?」
床に血が落ちていた。
暗くて見えなかったがポタポタとしたたり落ちている。
バイキンマン「な、なんでこんなところに血が?」
アンパンマン「ホラーマンの血か・・・?」
その血は、ポツ、ポツ、と客室まで滴り落ちていた。
血はさっきホラーマンが倒れてた客室で途切れている。
念の為、ゆっくり中を除く・・・。
何もない。
犯人は近くに居る・・・!?
198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:00:10.82 ID:FPAHBLQy0
4人で手をつなぎ、はぐれないよう会場に早足で戻る。
会場の真ん中に位置し、息を整える。
アンパンマン「気をつけろ」
すると、キッチンの方から黒い煙が漂ってきた。
なんとも異臭を放つ、この煙。
メロンパンナ「キッチンが・・・燃えている・・・!?」
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:01:05.65 ID:FPAHBLQy0
しかし、何かが起きている。そこにホラーマンの姿があるかもしれない。
先ほど、客室に移動した際にホラーマンが戻ってきた可能性もある。
用心しながら、1歩1歩、キッチンに近づく。
モップを握る爪が手のひらに食い込む。
慎重に慎重・・・慎重にキッチンを覗き込んだ。
そこには。
200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:02:01.08 ID:FPAHBLQy0
ホラーマンの姿はなかった。
ふと見ると、キッチンのオーブンかたブスブスと黒い煙が立ち込めている。
メロンパンナ「ジャムおじさんやバタコさん、調理してたのかな・・・そしてその時に・・・」
アンパンマン「ちくしょう!!」
アンパンマンがオーブンのスイッチを切り、オーブンを強引に開いた。
むわあっと黒い煙が辺りに立ち込める。
真っ黒で何も見えない。
「ゴホッゴホッ」
次第に黒い煙が薄くなり、視界が戻ってきたその時。
202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:03:11.06 ID:FPAHBLQy0
アンパンマンの足に何かが転がり込んだ。
アンパンマン「う、うわあああああああああ!!」
それは・・・。
真っ黒こげになったホラーマンだった・・・。
憎き犯人であったはずのホラーマンの姿が、オーブンかた黒こげになって出てきたのである。
メロンパンナ「ど、どうなってるの・・・・」
メロンパンナはその場に泣き崩れた。
アンパンマン「な、なんだよ・・・これ・・・犯人はホラーマンじゃないのかよ、誰だよ、一体誰なんだよ!!!」
203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:04:12.84 ID:ESynXOQOO
wktk
205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:04:36.78 ID:LAQRqxzS0
206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:05:10.14 ID:FPAHBLQy0
愕然とした。
他に犯人が居る・・・。どういうことなんだ?
メロンパンナ「あ、あれ・・・」
アンパンマン「どうしたんだ?」
あ・・・。
俺もその異変に気づいた。
ジャムおじさんの・・・死体が・・・消えている。
210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:06:33.58 ID:FPAHBLQy0
メロンパンナ「え?・・・えーっと、たしか口紅だったと思うけど」
やはり。
そうか。
謎は全て解けた。
214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:08:30.76 ID:FPAHBLQy0
全員が会場に集まる前に、電話や無線切り、燃料を放出できるのは誰でもできる。
その後、悲鳴の後にドキンちゃんの死体が発見された。
あの時は動揺して死因はよく調べてなかったが、確か血を吐いていた。
血を吐いているのに悲鳴・・・今考えると、不自然だ。
では悲鳴は?
予めテープか何かにセットしていたとも考えられる。
確か、ドキンちゃんの舞台、凄い声で悲鳴あげてたんだったな。
その声を予めテープに取ってたとも考えられる。
アリバイ作りの常套手段ともいえる。
(推理音楽:チャラチャラチャンチャン チャンチャチャチャー♪)
215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:09:21.83 ID:ESynXOQOO
216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:09:22.52 ID:IDBLBaH20
217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:09:28.94 ID:FPAHBLQy0
その後、ドキンちゃんの死体に触れ、死んでると言ったのはジャムおじさんだ。
ジックリ死体を検証されたくないのならば、この行動も頷ける。
その後、食パンマンが死んだ。
密室で完全に全員アリバイがある。
しかし食パンマンの死因もよく考えると、薬物のよるものじゃなかったのだろうか?
顔が青白くなり、血を吐いて死んでいた。
ジャムおじさんがドキンちゃんに渡したプレゼントはたしか・・・口紅。
(推理音楽:チャラチャラチャンチャン チャンチャチャチャー♪)
218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:10:14.19 ID:LAQRqxzS0
219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:10:32.03 ID:FPAHBLQy0
ドキンちゃんが死んだ後、食パンマンはドキンちゃんと2人きりになった。
食パンマンはドキンちゃんを愛してた。
食パンマンが最後に言ってた言葉は・・・?
結婚しなくちゃ・・・俺たち。 だった。
もしも死体となったドキンちゃんに食パンマンが口付けをしたとしたら・・・?
その後は、ホラーマンだ。
犯人がその食パンマンが死んだ控え室で同様している際に、ドアのノブに毒を塗る。
ホラーマンはその後怖くなり、ドアのノブをギャガチャ回したっけ・・・?
(推理音楽:チャラチャラチャンチャン チャンチャチャチャー♪)
222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:11:52.99 ID:FPAHBLQy0
そしてその後、ホラーマンが客室で倒れている所を発見される。
あの時、一番に客室に入ったのはジャムおじさん。
犯人にとって運が良かったのかどうかわからないが、同時に会場からカバオ君の悲鳴が聞こえる。
カバオ君は何を見て悲鳴を挙げたのか?
そう、さっき発見した血痕だろう。
あの血痕は客室まで続いていた。
ホラーマンはすぐ泣くタイプだった。
ドアノブに触れ、その手で涙を拭いたと考えられないか?
そして毒気を感じたホラーマンが血を吐いたものと言えないだろうか?
(推理音楽:チャラチャラチャンチャン チャンチャチャチャー♪)
223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:12:17.33 ID:9DLGSgFd0
何故かすげー笑ってしまうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:13:06.95 ID:FPAHBLQy0
ホラーマンは気絶してるだけと言ったが、違う。
すでにあの時、ホラーマンは死んでいたんだ。
その後、キッチンは、ジャムおじさんとバタコさん、カバオ君に既に死んでいたホラーマン。
そこで惨劇が起こる。
先にバタコさんを殺害すれば悲鳴は上がらない。
何故ならば、その時カバオ君は気絶していたし、ホラーマンは死んでいたからだ
(推理音楽:チャラチャラチャンチャン チャンチャチャチャー♪)
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:15:07.02 ID:FPAHBLQy0
詳しく調べられる前に、みんなの目を誰かに向ける必要があった。
その役は、みんなが生きていると思い込んでいるホラーマンがうってつけなわけだ。
オーブンにスイッチを居れ、ホラーマンをオーブンに放り込む。
その後、自分が悲鳴を挙げて倒れこむ。
悲鳴を聞いて俺たちがキッチンに戻る。
血だらけで倒れこんでいるジャムおじさんや、惨殺されたバタコさんやカバオ君を俺たちは見る。
これでホラーマンが居ないとなれば、完全に犯人はホラーマンと印象付けれるわけだ。
そして今、そのジャムおじさんの姿が消えている・・・。
(推理音楽:チャラチャラチャンチャン チャンチャチャチャー♪)
232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:16:02.80 ID:FPAHBLQy0
カレーパンマン「ジャムおじさんだ。」
アンパンマン「な、なんだって!?」
メロンパンナ「!?」
ジャムおじさん「はっはっはっは、頭がいいねぇお前は、カレーしか詰まってねぇくせによぉ!!」
235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:17:14.37 ID:FPAHBLQy0
優しい顔のジャムおじさんではない、もう完全に殺人鬼の顔だ。
ジャムおじさんはメロンパンナちゃんの首に包丁を突きつけてこう言った。
ジャムおじさん「動くんじゃねえ、クズパン共」
アンパンマン「ジジイ!! きっさまあ!!」
ジャムおじさん「誰に向かって口聞いてんだよアンコ野郎!!」
ジャムおじさん「だれがここまで育ててきてやったと思ってんだ、ゴルァァ!!」
ドカッ!!
アンパンマン「グハッ」
236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:17:38.73 ID:LAQRqxzS0
237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:17:46.12 ID:NIblVKAP0
238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:18:16.77 ID:FPAHBLQy0
カレーパンマン「くそっ」
ジャムおじさん「さっさとしろ、この女刺すぞ!!」
アンパンマン「くっ 外道が! し、仕方ない・・・」
俺たちは蛇口をひねり、頭を濡らした・・・。
身体から完全に力が抜けていく・・・もうダメだ・・・。
こんな状態では、小学生相手でも勝てない・・・・ちきしょう、ちきしょう・・・!!
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:18:22.64 ID:2xsZhpJH0
243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:19:23.91 ID:RF+VGViM0
244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:19:25.96 ID:FPAHBLQy0
ジャムおじさん「女もお前らそそのかすから悪いんだよ、だから殺してやったわけ」
ジャムおじさん「パンが売れねーんだよ、パンがよ、おかげで倒産だよ、工場がよ」
ジャムおじさん「おいカレー! お前パトロールしてる暇あったらパン売れよ、ボケ」
ジャムおじさん「なんだ?その後、TVで有名になっちゃってよお前ら ああ?」
ジャムおじさん「俺はその後、孫の所で肩身狭かったんだよ、何が街のヒーローだ、ああ?」
ジャムおじさん「俺がお前たちを作ってやったんだよ!! 忘れんじゃねーよ!!」
ジャムおじさん「バタコも勝手にフランス行っちまうしよ、ふざけてんのかお前ら?」
ジャムおじさん「だからよ、これは復讐なんだよ、正当な ふ・く・しゅ・う♪ あははははははは」
こ、こいつ・・・狂ってやがる。
245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:20:24.69 ID:ESynXOQOO
246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:20:28.39 ID:NIblVKAP0
252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:21:19.19 ID:LAQRqxzS0
254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:21:25.70 ID:IDBLBaH20
260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:23:13.86 ID:u3rTbQCB0
誰がうまいことを言えといったwwwwwwwwwww
255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:21:37.80 ID:FPAHBLQy0
アンパンマン「や、ヤメロ・・・・」
ジャムおじさん「そしてその後、お前らを真っ黒に焼いてやるから、楽しみにまっておけや」
メロンパンナ「許せない!」
ガッ
ジャムおじさん「ぐああああ」
メロンパンナちゃんがジャムおじさんの手に噛み付いた。
ジャムおじさんの手から包丁が落ちる・・・い、今だ!!
ドカッ
262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:23:18.19 ID:FPAHBLQy0
カレーパンマン「グッ」
俺たちはジャムおじさんに捨て身のタックル浴びせようとしたが、逆に俺たちはジャムおじさんに蹴り返された。
ジャムおじさん「なに、生意気に向かってきてんだよ、クズパン共!!」
ジャムおじさん「このメロン女も許せねぇ・・・今すぐブチ殺してやる!!」
その時だった。
シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:24:48.33 ID:FPAHBLQy0
真っ黒にこげたホラーマンだった。
ホラーマン「ううう、ううううう、ううううう、許せない! 許せない!!! よくもドキンちゃんを!!!」
ジャムおじさん「うわあああ、来るな、来るな!! うわああああああああ」
ジュウウウウウウウウウウウウウウ!!!!
ホラーマンはジャムおじさんに抱きついた。
ジャムおじさん「ぎゃああああああああああ、熱っ熱っ熱っ 熱ぢいいい!!!」
ホラーマン「ドキンちゃんの仇・・・ドキ・・・ン・・・・ちゃんの・・・か・・・・・」
シュウウウ・・・
ホラーマンは倒れこんだ。
268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:25:20.14 ID:2xsZhpJH0
272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:26:26.88 ID:IDBLBaH20
274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:27:20.72 ID:LAQRqxzS0
275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:28:00.00 ID:FPAHBLQy0
ジャムおじさん「おのれええええ、ガイコツがああああああ!! 俺にヤケド追わせやがって ちっきしょおおおおおおおお!!!」
ドカッドカッ!! ドカッ!!!
ジャムおじさんは、ホラーマンを何度も何度も踏みつけた。
こげて強度を失ったホラーマンは踏みつけられ、ボロボロになった砕けていく。
その目には涙が溢れていた残っていた。
何度も何度も踏みつけられ、ホラーマンは粉々になっていった。
ジャムおじさん「オラァ!! 消えちまえ!!ガイコツ!!」
ジャムおじさんがホラーマンの頭を踏み砕こうと足を上げたその瞬間。
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:30:10.20 ID:FPAHBLQy0
ジャムおじさん「誰じゃ!?」
そこに立って居たのはバイキンマンだった。
ジャムおじさん「バ、バイキンマン!!」
アンパンマン「バ、バイキン・・・マン・・・」
バイキンマン「俺を忘れてもらっちゃ困る、おいジジイ俺に水は効かねーぞ?w」
ジャムおじさん「ぐぐぐぐっ!!!」
バイキンマン「カレーパンマン、アンパンマン、そして・・・食パンマン・・・」
バイキンマン「あの時、助けてくれた借りを返す時が来た、そしてみんなの敵を討つ時もな!!」
282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:30:46.19 ID:u3rTbQCB0
283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:31:27.56 ID:ISDWGqMA0
285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:32:06.78 ID:FPAHBLQy0
ジャムおじさん「ぐはっ!!」
バイキンマンの渾身の右アッパーがジャムおじさんの腹にヒットする。
ジャムおじさんは身体を くの字に曲げて悶絶する。
バイキンマン「これでもまだヌルイ・・・悪党めが!!」
バイキンマン「お前には、バイバイキンとすら言い残す事は許されねぇ!!」
大丈夫か?と声をかけ、バイキンマンはメロンパンナちゃんに肩を貸す。
しかしその時、ジャムが最後の力を振り絞って立ち上がった。
ジャムおじさんは包丁を片手に襲いかかる。
ジャムおじさん「くそおおおおおお!!」
バイキンマン「なに!? くっ!!」
286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:32:12.33 ID:cQM3aiNU0
287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:32:36.63 ID:RF+VGViM0
290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:32:58.49 ID:IDBLBaH20
291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:33:37.32 ID:LAQRqxzS0
293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:34:00.20 ID:FPAHBLQy0
死んだはずのバタコさんが、怒りで動いたようにも見えた。
ジャムおじさん「わああ!!」
ジャムおじさん「ぎゃあああああああああああああああ!!」
ジャムおじさんは倒れた拍子、持っていた自分の包丁で自分の頭を刺して倒れた。
バイキンマン「はぁ・・・はぁ・・・しつこい野郎だった・・・」
カレーパンマン「ありがとう、バイキンマン」
アンパンマン「もっと早く出てこいよ」
バイキンマン「ヒーローは後から出てくるもんだからなw」
294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:34:31.13 ID:FPAHBLQy0
アンパンマン「・・・。」
カレーパンマン「・・・。」
バイキンマン「忘れねえよ、みんなの事。」
アンパンマン「ああ・・・。忘れない。」
295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:35:22.61 ID:FPAHBLQy0
その後4人は、街でパンを焼きながらパトロールをして、一緒に暮らすこととなった。
いまで街の中でも一番人気があるパンは。
食パンである。
今までありがとう、食パンマン。
ドキンちゃんと共に安らかに眠れ。
- FIN -
297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:36:06.96 ID:u3rTbQCB0
302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:36:50.03 ID:81aseM2e0
306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:37:14.56 ID:FPAHBLQy0
ちゃんちゃちゃーん ちゃちゃちゃ♪
ちゃーん ちゃーん ちゃーんちゃちゃちゃちゃーん♪
(音楽:蒲田行進曲)
みなさん、ありがとーございました。
310 名前:[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:38:18.84 ID:/tPWHOLBO
ありがとう!!!!!!!
316 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/05/04(木) 19:39:41.22 ID:6OYwuhMW0
>>306
GJ心からGJ